こんにちは、デンカンです。
今回は電気管理技術者について全く知らない人向けの初心者向けの説明を行いたいと思います。
電気管理技術者は何をしている人なのかをちょっとでも分かっていただけると幸いです。
※説明を簡易にするため敢えて不正確な情報にしている部分がございます。ご了承ください。
大きく3つの項目に分けて説明します。
- 電気管理技術者は何をする仕事?
 - 電気管理技術者と電気主任技術者の違いは何? ←中編で説明します
 - 電気管理技術者になるためには? ←後編で説明します
 
電気管理技術者は何をする仕事?
まず仕事の内容を一言で表すと、電気管理技術者は「自家用電気工作物の点検をする人」です。
自家用電気工作物??となるので、電気管理技術者について説明する前に「自家用電気工作物」について説明します。
自家用電気工作物とは
自家用電気工作物はたいていの場合、下の写真の設備が該当します。

これは何のための設備かというと、「電圧を下げる設備」です。(以下キュービクルと表記します)
なぜキュービクルが必要かについて説明します。
キュービクルが必要な理由
少し別の説明を先に行います。
まず火力発電所等で作られた電気は非常に高い電圧で送られます。
高い電圧で送る理由は主に効率が良いからです。
ですが高い電圧は感電や事故の危険があるため、電気を使うときには電圧を下げる必要があります。
でも家で使う電気にはそんな設備はないのでは?と思う人がいるかもしれません。
家で電気を使うときには下の写真の設備が電柱についています。
この設備が電圧を下げて家の電気が使えるようにしています。

ここからキュービクルが必要な理由に戻ります。
電気の使用が少ない場合は電柱の設備で問題ないですが、電気を多く使う施設(コンビニ、スーパー、ショッピングモール、工場など)では不十分になります。
電柱の設備は電力会社が用意してくれますが、それ以外の場合は用意してくれません。
そのため、電気を多く使う施設は自前で電圧を下げる設備(キュービクル)を用意します。
キュービクルの点検について
キュービクルを用意したら管理する人が必要になります。
前述のとおり、キュービクルは電圧を下げる設備なので、電圧を下げる前の高い電圧も流れています。
キュービクルにトラブルがあった場合、電気に関する専門的な知識がないと感電などの危険があります。
そのため、キュービクルを管理する専門家を決める必要が法律で定められており、電気管理技術者がこの専門家に当たります。
まとめ
- 電気を多く使うにはキュービクルが必要
 - キュービクルは高い電圧を低くする設備
 - キュービクルは高い電圧も流れているため専門家が点検しないと危険
 - 電気管理技術者は法律で定められた専門家の中のひとり
 
いかがだったでしょうか。
少しでも電気管理技術者について理解が深まれば幸いです。
念のため再度書きますが、説明を簡易にするため敢えて不正確な情報にしている部分がございます。正確な情報については以下をご参照ください。
- 電気事業法第38条
 - 電気事業法第43条
 
  
  
  
  

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